「パチンコ店員」になって後悔するポイントの一つに、結婚があります。
結婚は当人同士が納得していれば問題ないことですが、できれば、育ててくれたご両親やお世話になった人たちに祝福されて結ばれたいものです。
「そんなの当たり前じゃない」と考えますが、パチンコ店員には、その当たり前が通用しない場合があります。
この記事では、「パチンコ店員」の祝福された結婚がいかに大変か、いかに高確率(確変)で反対されるかを記載しています。
「パチンコ店員」のイメージ
皆さんは「パチンコ店員」と聞いたときに、どのようなイメージを持たれるでしょうか?
人それぞれ思い描く姿は違うと思いますが、なかなかポジティブなイメージを浮かべる人は少ないです。
パチンコ産業といえば市場規模は一時に比べ落ちましたが、それでも20兆円規模を誇っており、社会貢献活動なども積極的に行っている業界です。
ですが、こういったプラスな内容を知っても「客から巻き上げた金だろ」とか「寄付した金も俺たちのだ!」とか言われます。
また、何か事件などが起こると「会社員」ではなく「元パチンコ店員」というように記載されることもあります。
「元なら無職でよくない?」と思いますが、なぜか「パチンコ店員」となるんです。そこにはまるで、何かの力が働いているように。
まあ、組織的な力ではないと思いますが、私はこれこそ社会全体が「パチンコ店員」に持っているイメージだと感じています。
「パチンコ店員」の皆さんが祝福された結婚を望むなら、この業界イメージを覆すくらいの個人的な魅力を身に付けるか、これを期に転職するかです。
要するに、自分がしっかりとコミットメントすることで、未来は変わるということを覚えておきましょう。
「パチンコ店員」の結婚
先の「パチンコ店員」のイメージから考えると、「大切に育てた可愛い子供と結婚させるなんて考えられない」となるのも無理はありません。
私の父親は国家公務員のお堅い人間だったので、当然のように反対派で「相手の娘さんに申し訳ない」という感じでした。
ただ、私の場合は正社員になってから数カ月で役職になり、店長クラスを数年経て本部入りしたので、とにかく稼ぎがよかったです。
面白いもので、稼ぎが良くて生活が安定していると、どちらの両親も何も言わず黙認してくれました。
もちろん自宅を購入したり、奥様が気を効かせて定期的に贈り物をしたり「私たち、ゆとりある生活を送ってま~す」をアピールしてましたけどね。
こういった20年の経験から紐解くと、「パチンコ店員」のイメージの先に見せるビジョンとして、結婚を許してもらうには、次の2項目が大切になるようです。
ただの「パチンコ店員」ではいけない
いま「パチンコ店員」として生活している人も、これから「パチンコ店員」になろうとしている人も、ただのパチンコ店員に甘んじてはいけません。
これは良いか悪いかは微妙ですが、パチンコ店はかなりの「村社会」です。
村社会は、有力者(社長や店長)を頂点として序列がしっかりありますから、そこで有力者側にならないと先がみえません。
この場合の先がみえないというのは、「成長がない=稼ぎも少ない」という意味です。村社会では変化を嫌うことが多いので、身を任せると何となく時間が過ぎます。
その流れのままでいると、いち村人のまま何もせずに終わります。
ファミコン時代のRPGの村人のように「ようこそ○○店へ」だけをいう人になります。
できるだけ有力者になって、稼ぎながらも自分を成長させる環境に創りかえることを意図しましょう。
★関連記事【ただの「パチンコ店員」ではいけない理由】執筆中、しばらくお待ちください。
また、単純に役職に就いたり本部に入るなどすると「パチンコ店員」でも肩書ができます。
※それでも「パチンコの店長ね」となりますが。
こういった有力者になると、仕事の幅(量)は増えますが、同時に権限も与えられるので、自分や組織の成長に繋がる経験が沢山積めます。
村社会で認められるには明確な実績が必要ですが、それが自信となり、周囲を納得させる材料になるんです。
結婚の説得には、「パチンコ屋のでしょ」といわれるような肩書でもあったほうがマシですし、将来のビジョンをしっかりもっていれば、説得の確率はかなり上がります。
※最悪、退職時にスキルになっていることが望ましいです(計画的に!)。
「パチンコ店員」の稼ぎを具体的に魅せる
「パチンコ屋は儲かってるでしょ」とよく言われますが、実際に経営に携わっていた私としては、業界そのものが危うい状態だと感じています。
★関連記事【パチンコ業が危うい理由】執筆中、しばらくお待ちください。
それでもパチンコ店員の収入は普通の社会人よりは多いのが事実です。これは世の中のイメージもあり、働き手が少ないという背景があるからです。
この多く貰っている収入を、どう使うかが大切です。
ここでまた「パチンコ店員」のイメージの話になりますが、パチンコ店員は休みの日もパチンコやスロットを打ちに行くと思っていませんか?
私が知る限りでは、8割から9割の「パチンコ店員」は休みの日にも他のお店でパチンコやスロットを打っています(競合店にお金を落としてどうする!)。
視察という人もいますが、私の感覚では数時間かけて最後に「勝った、負けた」をいう視察は、視察ではありません。
正直にいうと、このサイクルが「パチンコ店員」を駄目にしているとさえ考えています。
結婚を真剣に考えている「パチンコ店員」さん、どうか視察という名の趣味をやめて、働いて得た収入を家族や家族になる人たちのために使いましょう。
自分のために使っても、周囲が間接的に安心できたらいいんです。
家を買う、車を買う、ちょっといい時計を買う。
ご両親に「お、しっかり稼いで苦労はしてなさそうだな」と感じてもらえれば、親孝行は大半終わっています。
もちろん直接的に実家のリフォームをするとか、車や家電を買ってあげるとかもいいですね。
とにかく、稼いだお金を具体的に見えるようにすることが「パチンコ店員」が祝福される結婚には大切です。
高確率(確変)で反対された末路
高確率といっても確変(必ず)ではありませんが、私の周囲では悲しい結果になった人たちが多くいます。
なかには数年を費やし、なんとか説得しようと頑張っていたにも関わらず、最後は破局した人。
反対されることが分かっているから、駆け落ち同然で会社の寮に夫婦で住み込んだ人。
この説明だけでも悲しい気持ちになりますが、ここからさらに落ちていくこともあるということを、実際にあった話でお伝えします。
説得5年目で破局
10歳の年の差で可愛い彼女を見つけたKさんは30代でバツ1、この時点でなかなかハードル高いですが、正義感が強く彼女想いの優しい人でした。
付き合い始めたころから結婚を考えていたようで、基本的に彼女第一主義、記念日には有休をとって旅行に行く人でした。
このとき既に役職だったので収入もそれなりで、同年代よりは多い状態でしたね(私が全員の給料を決めていたので知っています)。
実はこの彼、3年目で一度退職しているんです。
理由は結婚を了承してもらうために転職するということでした。
ですが、転職して1年経たずに戻ってきたんです。
私が働いていたころの会社は、人を大切にする社風だったので、その風土以外では無理だと…。
そこから2年ほど経過してから、「彼女と別れました」という報告がありました。実際には別れたというよりフラれたようですが。
そこからは無気力になり、休みの日は他のパチンコ店へ行き、私生活も乱れていきました。
軽い人間不信になったようです。
結婚の説得を考えるなら、自分や相手の年齢も考えたうえで、多少強引でも既成事実を作ってもよかったように思います。
駆け落ちの先に
パチンコ店には、いろんな人が集まってきます。お客様しかり「パチンコ店員」しかりです。
そんないろんなパチンコ店員のなかには「夫婦もん」といわれるカップルで働く人たちもいます。
最近では減ったようですが、10年位前までは店舗を運営するには有り難い存在として重宝されていたんですよ。
なにせ行くところがない2名の人員がすぐ近く(お店の上など)にいる訳ですから、良い感じに働いてもらえるでしょ。
そんな夫婦もんに多いのは、駆け落ちや怪しい関係です。
私の知っている二人は、以前他のお店で店長だった人と、そのアルバイトだった女性でした。
どうもその元店長には家族がいたようですが、前の職場でバイトの女性とくっついて逃げてきたとうことです(こんなことが不通にあります)。
そりゃ祝福されませんよね。
その後、夫婦もんの宿命で二人バラバラの勤務で働いていたら、今度は奥様が違う男性スタッフとくっついて夜逃げという結果になりました。
この事例は、そもそも祝福されない結婚の事例なりますが、その場の雰囲気やノリで行動すると、思っている以上に落ちていきます。
反対されているということは、まだ話ができている、まだチャンスがある状態です。
意見を伝えてくれる相手から逃げず、誠意をもって話し合うことが大切とうことです。
ご両親と「想いの交換」を
反対意見を伝えてくれる親御さんを無理に説得しようとせず、まずは人生の経験者、先輩からの意見として話を伺いましょう。
親御さんも人間ですから、ときには感情から意見をぶつけられる方もいるかもしれません。
ですが、それこそ一緒になろうとしているパートナーへの想いであり、あなたへの期待(願い)なんです。
しっかりと受け止めて、あなたなりの回答をださなければいけません。
- パートナーとご両親の未来
- パートナーと一緒になることで、自分は何を得るのか
- 自分と一緒になって、パートナーは何を得るのか
- 「パチンコ店員」でなければいけない理由はなにか
これまでパートナーの人生を支えてくれた親御さんの気持ちに立って、感謝と尊敬から考えると容易に答えはでます。
まとめ
「パチンコ店員」の結婚は、世の中のイメージなど関係なく一緒になろうとしている若い二人に、
人生経験豊富で、世間の恐さを知っている周囲の大人がアドバイスしてくれている状態です。
もちろん未来の子供(孫)たちのことも考えているでしょう。
とにかく真剣です。
ひょっとしたら、結婚を考えている二人よりも真剣かもしれません。
そこから考えると、この記事のまとめとしては「パチンコ店員」としての未来も悪くはありませんが、
勇気をだして、新たな世界に一歩踏み出すのもいいのではないかという提案で纏めます。
祝福され結婚では、一気に家族が増えます。
相談相手も増えますし、支えてくれる人も増えるでしょう。
パチンコ店でやりたかったことは、きっと他の業界でもできます。
人脈としていい関係が引き留めているなら、きっと転職しても人として繋がっているでしょう。
結婚はそれほどの転機です。
そこからの人生を楽しみましょう!